分割作業とは、名前の通りで採蜜の為に2段重ねにしていた蜂箱を、元の箱も含めて3~4箱に分ける作業です。どうして1つの蜂箱を分けて箱数を増やすのかというと、春にも紹介したようにポリネーション(花粉交配)用のみつばち達を育成するためです。当養蜂場では、苺、梅、スイカ、柿など様々な品種にみつばち達を貸し出していて、生産農家さんもみつばち達の到着を待ってくれているので、ポリネーション用のみつばち達を育成する分割作業はとても重要な作業なんです。実際の作業内容はもともとの箱から、みつばちの卵が着いている巣と幼虫が着いている巣を数枚取り出し、新しい箱に入れるという作業を繰り返すことで箱数を増やします。これで蜂箱の数は増えますが、もともとの箱に女王蜂(卵を産める唯一の蜂)は1匹しかいないので、増やした箱には女王蜂がいません。女王蜂が居ないといずれは全滅してしまうので、みつばち達は自分の箱に女王蜂が居ないと変成王台という特殊な巣部屋作り、新たな女王蜂を誕生させます。次回の作業はこの変成王台が出来たかを確認する作業です。
余談ですが、分割作業は養蜂の中で一番大変な作業です。夏も近づき非常に暑い中、防護服を着ての作業は蒸し風呂状態です。
分割
分割作業前(片品村第三蜂場)
分割2
分割作業中
女王蜂
女王蜂